<ものがたり>
森に浅い春が来て、
ある月夜の晩、ぼくはクマたちに
人里に連れられていった。
大きな月に照らされて、
大きな大きなクマの影は
ふり返りもせず、ぼくを残して
森の彼方へ去っていった。
もう、クマたちに会うことはなかった。
でも、ぼくは忘れない。
幼い日、幾年か過ごした
クマたちとの日々を。
ぼくは忘れはしない。
大好きだよ ずっと。
大好きだよ。
ぼくはクマと暮らしてた
森の中
春も夏も
秋も冬も
ずっとクマと一緒だった
<ものがたり>
森に浅い春が来て、
ある月夜の晩、ぼくはクマたちに
人里に連れられていった。
大きな月に照らされて、
大きな大きなクマの影は
ふり返りもせず、ぼくを残して
森の彼方へ去っていった。
もう、クマたちに会うことはなかった。
でも、ぼくは忘れない。
幼い日、幾年か過ごした
クマたちとの日々を。
ぼくは忘れはしない。
大好きだよ ずっと。
大好きだよ。
ぼくはクマと暮らしてた
森の中
春も夏も
秋も冬も
ずっとクマと一緒だった