最初の記憶。
それって、「まっ白な カベ」
私はそこに、エンピツでなにかを一生懸命描いていた。
なにを描いたかはわからない・・・でも、
このまっ白なしっくいのカベに
吸いつくような黒鉛のエンピツの芯の感触・・・
それが、昨日のことのようで。
まー こんなにキモチが良かったコトは めった ない!
私が「手描き」にこだわる最大の理由は、
この感触こそが私の存在理由(レエゾンデエトル)となってるから。
それからは、いつでも
絵を描くコドモで。
幼稚園のとき、可愛い女の先生が
私の描いた、海の中の
ノコギリザメの絵をバカホメしてくれた。
それで、初めて人にほめられたのが、もぉ嬉しくて嬉しくて!
その夜、熱出した。
人に喜んでもらうって、スゴイことだ!
大人になっても私はずっとこうしていたい!
はたらくのもそれでしたい!って、
うなされながら思ってました。